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知っておきたいリクガメの生態

爬虫類であるカメは変温動物です。自分で体温を上げることができません。
植物を好み、たんぱく質や脂肪分はほとんど必要ありません。

リクガメは尿もフンも一つの排泄孔から排泄します。また、鳥のように体内にたまった余分なたんぱく質やカルシウムを尿酸として排泄します。
尿酸はヨーグルトのように真っ白くどろっとした物体です。 大量のエサを摂取するので、尿もフンも大量です。

雌雄の判別は難しい種類が多いです。
特にホルスフィールドは生体にならないと判別は困難です。

ほとんどのペットショップで野生採取の個体が輸入されて販売されています。
野生の個体には様々な寄生虫がいます。カメを診察できるペットショップで駆虫薬を処方してもらうことができます。

ただし賛否両論があり、駆虫薬によって体内の有益な細菌も死滅するため、体調をくずす場合があるからです。

以下に最低限知っておきたい飼育の基本を紹介します。

飼い方の基本

温度管理

温度は保温器具を使用して基本的に30度を保ちます。
ただしホットスポットなどを設けてケージの中に温度差を作ってください。
カメは自分で好みの温度の場所に移動します。

温度とともに湿度も必要です。とくに日本の冬はカメにとっては乾燥し過ぎです。
床材に水を掛けたり、こまめに霧吹きをしたりします。

特にベビー個体はデリケートなので気をつけてあげてください。
乾燥により便秘や結石を起こすことがあります。

我が家では乾燥する冬場にコップ一杯の水を床材に掛けています。

シェルターは必須

迎えたばかりのカメは臆病になっています。
最初はシェルターをケージ内に用意しましょう。ずーとシェルターの中に入ったままのこともありますが、環境に慣れてくれば自然と出てきてくれます。

ストレスには注意

リクガメはストレスのたまりやすいペットです。ストレスにより拒食に陥ったり、体調を崩してしまいます。

ストレスをためないようにリクガメを飼育する場合、最も大事なことは構わないことです。
むやみに触ったりするのはカメにとって相当なストレスとなります。特に迎え入れたばかりのときは遠くからそっと見守ってあげてください。

お掃除

カメはきれい好きな生物ではありません。平気でフンの上を歩いたりします。

ケージ内を清潔に保てるかどうかは飼い主の努力に掛かっているといってもよいでしょう。
とはいっても毎日フンと尿酸を取り除き、エサの残りを片付ければ十分です。
後は1〜2ヶ月に一度は必ず床材を換えてあげてください。

リクガメは掃除の面で特に苦労するペットではありません。

 

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