エサについて
野菜・野草を中心に
ほとんどのリクガメは草食であるため、野菜や野草を与えます。
たんぱく質や脂質はほとんど必要ありません。
しかし、甲羅や骨格の形成にはカルシウムが不可欠です。カルシウム含有量が多い野菜や野草を主食として与えてください。
エサはスーパーでいくらでも手に入りますが、食べてはいけない野菜や食べないほうが良い野菜もあります。
エサの栄養も考える
エサについて考えるとき、カルシウム含有量のほか、リンとシュウ酸という栄養素も意識しないといけません。
リンやシュウ酸はカルシウムの吸収を阻害します。あまりにリンやシュウ酸が多い野菜ばかりあげていると、最悪クル病という病気にかかる場合があります。
リンやシュウ酸よりもカルシウム含有量が多い植物ほど主食に適しています。
オススメのエサ
リン・シュウ酸よりもカルシウム量が多い植物で主食になるとしたら、
野菜の場合は小松菜・チンゲン菜・カブの葉、
野草の場合はタンポポ・オオバコが主食としてふさわしいでしょう。
副菜もあげる
栄養を考えると主食のほかにも副菜として多くの種類の野菜をあげたいところです。
副菜はカルシウムの量はさほど意識しなくても良いでしょう。フルーツなどは喜んで食べてくれます。
気をつけることは、最初にフルーツをあげると、フルーツ以外食べなくなることがあるため、主食のあとに好物はあげます。
あげないほうがよい植物
副菜で食事のバリエーションを増やしたいところですが、副菜にふさわしくない植物もあります。
代表的な野菜がほうれん草・ねぎ類・キャベツです。
ほうれん草はシュウ酸が多いのでいけません。
ねぎ類は犬にあげてはいけない野菜ですが、念のためリクガメにもあげないほうがよいでしょう。
キャベツは甲状腺に異常が出る可能性があるため与えないほうが良いでしょう。
リクガメフード
リクガメフードという配合飼料が販売されていますが、たんぱく質を多くふくんでいるため、種類によってはあげないほうが良いです。
たんぱく質を摂りすぎると結石の原因になります。