床材の種類
ケージの底には必ず床材を敷きます。
リクガメは穴を掘るのが好きな種類もいますから、できる限り厚めに敷いてあげたいところです。
様々なものが販売されていますが、なかなかこれといったものがなく試行錯誤の連続です。一般的に使用されているのは安くて湿度を保ちやすいパームマットです。
床材は定期的に交換する必要があるため、入手しやすく予算にあったものが良いですね。 できれば1~2ヶ月に一度は交換してあげてください。
また、種類によっては埃が舞う物もあります。場所によっては家具に埃が付きます。
以下に代表的な床材を紹介します。
新聞紙
最も入手しやすくお金も掛かりません。また交換も容易です。
デメリットとして、
穴掘りが大好きなリクガメにとって新聞紙はストレスの原因になります。
歩くときに滑ってしまうため歩行障害になりやすいです。
インクの安全性に不安があります。
以上のことから新聞紙はあまりおすすめできません。
パームマット
ヤシガラを粉砕したものです。
ココナッツマットと呼ぶこともあります。
もっとも利用されている床材だと思います。
長所は冬場の湿度を保つのに向いています。
価格も安く手に入れやすいです。
短所は長期間使用すると粉々になり、埃っぽくなることとダニがわきやすいことです。
サイズもさまざまですが、個人的には大きめの粒が良いと思います。
小さいものやパウダー状のものだと軽すぎてリクガメがケージの底で滑ってしまいますし埃が立ちやすいです。
爬虫類用のパームマットが多数販売されていますが、園芸用のヤシガラとほぼ同じものが多いです。
我が家では園芸用の「ベラボン」というヤシガラを使用しています。
ペット用のココナッツマットと同等の製品の上、値段も安いのでオススメです。
90cm水槽で20Lくらいがちょうど良かったです。
ペレット
「爬虫類マット」という製品が有名です。
木のチップを圧縮してペレット状にしたものです。
「爬虫類マット」は杉の木を素材にしています。
長所は排泄物のニオイを抑えることができます。
短所は尿などの水分ですぐ粉々に砕けてしまうことです。
私も「爬虫類マット」を愛用していたことがあります。頻繁に交換するため、少々お金が掛かりましたが、それを除けば非常に良い床材でした。
デザートブレンド
クルミの殻を細かく砕いた床材です。これも非常に人気があります。
粒が細かいためエサと一緒に食べてしまうこともありますが、天然素材のため、まあ安心かと思います。
長所はフンや尿の始末がしやすく、ダニがわきにくいことです。
短所は軽い床材なので、厚めに敷いておかないとケージの底が露出し亀が滑ってしまいます。あと、最近値上がりしました。
バークチップ
園芸にも用いられる木片です。ケージ内がワイルドな見た目になります。
長所は消臭効果が期待できることです。
短所はリクガメがけっこう汚れることと、吸水性が悪く、尿などは底まで流れます。
フンの処理も大変でした。
他の床材と組み合わせて利用すると良いかもしれません。
その他
私は薄く小さいレンガを床材の上に置いています。これはリクガメの爪の伸びすぎを防ぐためです。
上記の床材の場合はリクガメの爪が伸びすぎる傾向にあります、飼い主が爪切りやペンチで切ってもよいのですが、深爪することがあり危険です。